日本一決定戦使用構築(11勝9敗) ランクルス入りドラパテラキ
・はじめに
こんにちは。カキ・クケコです。今回は公式のオンライン大会「日本一決定戦」で使用した構築を紹介します。50位以内に入って来年の全国大会の権利を取りたかったですが、残念ながら取ることはできませんでした。悔しさなどいろんな感情がありますが、それは最後に書くとして早速構築の紹介をしたいと思います。
・構築経緯
PJNOで使った構築の時と同じように初手に置くタスキ要員から決めました。前回のイエッサン♀を使ったときに、全体技を持つことに加え、トリルを阻止できる手段が欲しいと感じることが多かったのでそれらの条件を満たすポケモンを探すことから始めました。鎧環境前ではバンギラスがピッタリなポケモンであると感じていましたが、テラキオンが解禁されたことによりバンギラスと違い格闘技を一致で打てる点を評価してテラキオンを採用しました。
2匹目はとりあえずダイマドラパルトとテラキオン並べて殴ったら強そうやな~と思ってドラパルトを入れて調整していたのですが、思ったより感触が良かったことに加え、この指や怒りの粉持ちが初手に出てくることが多く、相手の選出が少し読みやすくなるところも評価してドラパルトを採用しました。
3匹目は上二匹できつく、挑発の効かないブリムオンに対してデバフをかけることができるバークアウト持ちのガオガエンを採用しました。
4匹目は上3匹でそこそこ炎タイプに厚く、キッスも初手に出てきやすいのでナットレイで詰めれそうな相手が多いのではないか感じ、鉄壁ナットレイを採用しました。(BO1では炎技の有無の確認がしにくいのでアーマーガアの採用を考えたのですが、ナットレイと違い定数ダメージを与える技がないので採用を見送りました。鉄壁すなじごくエアームドも考えましたが、Dが貧弱すぎて諦めました。)
ここまではすんなり決まったのですが後の2匹はとても迷走しました。変遷としては、
→→→です。
あるサイトで2000乗った時は、でした。残り2匹で、トリックルームで攻めるプランは欲しいと考えていて、加えてかなり数を増やしていたバナコータスに対して、眠り粉をよけるお祈りゲーミングばっかりだったので、残り2匹に求める条件にバナコータスに不利を取らないことが追加されました。
次に考えたのはラム持ち+毒半減実でした。キッスは確かにバナに対しては強かったですが、眠り粉を相手が打ってくるか、引いてくるかで択が発生し安定せず没に。ブリムオンは眠り粉が効かない+トリル役とトリルエースを両立できるポケモンとして採用しましたがなんか微妙だったので没に。
次にでしたが、ギャラの前で突っ張るバナがいない+トリルで殴るポケモンがおらず没。
このあたりでも数を増やしていると感じたのでこれらには、水タイプのトリルアタッカーがいないと勝てないと感じたことに加え、トリル下のアシレーヌがきつい構築がたまにあると感じアシレーヌの採用を決定しました。ゴリランダーが多すぎて微妙かなあと感じたときもあったのですがドラパガエンナットがゴリランダーに強いので何とかなると判断しました。
そしてトリル役ですが、バナコーとくにバナに弱点を突けるかつ、バナコーから弱点技を受けないことが欲しい条件だったので、エスパータイプから探すことに。そこでランクルスが1番条件を満たしていると感じたのでランクルスの採用を決めました。火力もまあまああり、キョダイベンタツのダメージも受けないのがGood!(ぼうじんにしようかとも迷ったのですが、全国レベルのプレイヤーでランクルスに眠り粉をうつプレイヤーはいないだろうと判断し、マジックガードにしました)
こうして6体が完成!
・個別解説
テラキオン@タスキ ようき
インファイト/いわなだれ/挑発/まもる
実数値 166-181-110-x-111-176
努力値 0-252-0-x-4-252
調整 ASぶっぱ 余りD
タスキなので特に調整はないです。ダウンロード考慮して余りをDに振りましたがドラパの調整上、この2匹を並べると毎回C上がるので萎えてました。
ドラパルト@弱保 ようき
ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/そらをとぶ/守る
実数値 189-161-101-x-96-191
努力値 204-164-44-x-4-92
調整 ダイマックス時、無補正ドラパの130珠物理ホロウorドラグーン、140珠特殊ドラグーンどちらも14/16耐え
S準速スカーフウオノラゴン抜き
最初は珠を持たせていましたがミラーの際にじゃんけんするのはしょうもないと感じたため弱保に。Aを2削ってBDに1ずつ配分するとどちらも15/16で耐えるようになりますが、A実数値159があまりにも頼りなさすぎて嫌だったので14/16で妥協してA161にしましたが、ドラパミラーの際にもずっと不安だったので好みだと思います。ただ弱保のおかげで複数回あったドラパテラキミラーは1試合も落とさなかったので持ち物は正解でした。意地、控えめ珠ドラパは負けです。
ガオガエン@チョッキ わんぱく
フレアドライブ/バークアウト/とんぼがえり/ねこだまし
実数値 201-136-132-90-122-92
努力値 244-4-76-0-92-92
調整 補正あり珠ラプラスの140ストリーム、珠バナの手助けアース耐え
S最速バレル抜き抜き 味方アシレ+1
残りB
ガオガエンで1番強い技が捨て台詞だと思っているので、できればチョッキを持たせたくなかったのですが耐えたいを両方耐えるのはチョッキでしか無理だったのでチョッキに。まあ普通に強かったです。とんぼがえりでバンギの弱保発動させないようにしましょう(1敗)
ナットレイ@たべのこし のんき
ボディプレス/宿木の種/てっぺき/守る
調整 HBぶっぱ あまりD 最遅
実数値 181-x-201-x-137-22
努力値 252-x-252-x-4-0
ダイマなしで強く、流行りのゴリランダーに強いのがいい。フレドラしかないガエンにもいかく+ねこ鉄壁で勝てるのでタイプ相性とは?となってました。ただ体力管理に気が行き過ぎて、宿木を打った後にボディプレだったら勝ってたなあという試合があったので使い方が下手でした…BO3だともっと強いと思います。
アシレーヌ@いのちのたま ひかえめ
ムーンフォース/ハイドロカノン/ふぶき/まもる
実数値 185-x-91-187-136-91
努力値 236-x-0-188-0-84
調整 S最速バレル抜き 自分のガエン-1
C11n最大値 余りH
ゴリランダーのせいで以前ほどの強さはありませんが、それでも強かったです。ダイマしないプランで出しやすくするためにハイボも欲しかったのですが、フシギバナを相手にするには氷技が必須だったのでふぶきにしました。ダメージ感覚がなさすぎて、ダイマした瞬間にA+2のバンギのダイロック受けて即死しました(低乱数だったようですが…)。Sラインはトリルしないときも考えてまあまあ早くしましたが、最遅でもよかったかもしれません。セキタンザンが特殊メインになったので、その点ではおいかぜだったかもしれません。
ランクルス@メンタルハーブ れいせい
サイコショック/きあいだま/トリックルーム/じこさいせい
実数値 217-x-105-176-113-31
努力値 252-x-76-116-60-0 (4余り)
調整 S最遅
C 耐久無振りバナをショックで確1
B 無補正エースバーンのキョダイカキュウ14/16で耐え
D 補正あり珠アシレのカノン13/16で耐え
悩んだ末に入ったポケモンです。エスパー技はDを上げてくるフシギバナに対して有効なサイコショックを採用。きあいだまはあんまり打とうと考えてはいませんでしたが、持っているだけで選出の幅が広がると思い採用。大会中は2/3当てたのでまあ確率どおりでした。Cを削ってDに回せばアシレの珠カノン(orストリーム)を14/16で耐えるようにも出来ますが、C実数値が174になるのが嫌だったのでDを妥協して、Cを11nの176にすることを優先しました。アイテムは、挑発におびえて立ち回るのが嫌だったのでメンハにしました。バナコーとも複数回当たり、1回負けてしまいましたがそれ以外は勝てたのはランクルスのおかげだと思います。
大会当日の夜遅くにもかかわらず育成をしてくださったyukiyaさん(https://twitter.com/PmYukiya)
本当にありがとうございました!
・立ち回り
基本選出
+
特に問題がなさそうならこの選出でした。
ミラーの際は相手のテラキ方向にダイジェットとインファイトを重ねていました。相手がジェットを打ってこない+意地、控えめじゃない+12.5%を引かないという3つを乗り越えればほぼ勝ちです。調整の段階でもジェットから入ってくるドラパはほぼいなかったし、大会でもいなかったので良かったです。一緒に入ってるゴリランダーは後ろで対処します。
対バナコー入り
+or
大体この構築にはサマヨールが入っており初手サマヨバナでした。初手はランクルスでトリル、ドラパはダイマせずに攻撃します。バナがダイマしてランクルスを倒しに来たら眠り粉の脅威がなくなり、ドラパに有効打がなくなるので、次ターンからダイマドラパで制圧していき、トリルを張らせてくれたらランクルスとアシレーヌで攻めることを目指します。
対ドラパルトセキタンザン
絶対選出
非選出
あとは取り巻きに合わせて決めてました。
苦手な構築
ロンゲウインギャラ系統
ウインディを早めに処理できればナットレイで詰めれますが、それをいかく、バクア、壁、電磁波などで妨害されるので厳しいです。
炎技持ちのダイマキッス
無理です。急所に当てられなかったとしても厳しいです。
・最終成績
11勝9敗 レート1530 150人中59位
×××○○○○×○○××○○×○×○×○
・感想
大会当日までは、20戦でレートを50上げればいいから何とかなるでしょと思っていましたが、初戦から3連敗しその後持ち直して、暫定ボーダーに3度乗ったものの、まだ抜けることができないだろうと思っていたので潜ったらことごとく負けました。PJNOの時もそうでしたが、抜けをかけた試合で勝てないメンタルの弱さが出てるなあと思いました。
環境読みもある程度できていたし、実際、重点的に練習したドラパテラキ、バナコーに対してはそこそこ勝てたのですが、プレミが多すぎて勝てた試合も逃してしまったのがまだまだと感じました。上位に似たような構築が多く、握った構築は正解だったのにも関わらず勝ちきれずに残念でした。
今後ポケモンに割くことのできる時間があまりないので、今回が来年の権利を獲得できる最初で最後のチャンスかもしれないと考えてやっていましたが、権利を取れなくて本当に残念です。
しかし、大会中には去年のWCSファイナリストのお二人と当たったり、全国常連の方に勝てたりととても楽しい時間でした。だからこそ来年の権利も取って、実際の会場でその空気を感じたかったですが、単純に実力不足でした。去年よりは明らかに実力がついたとは思いますが、やはりいつも成績を残している方々とはプレイングに差がまだまだあると感じました。
今後ポケモンに割く時間が減るといっても、まったく0になるわけではないので、今後の大会で来年の権利を獲得したいです。